世界がこんなに遠いハズはねェ!!!
せっかくはてなに来たので波に乗ってみる
井の中の蛙のである事が幸せ
ARTIFACT ―人工事実― | ネットによっていきなり世界統一ランキングに放り込まれると努力するモチベーションを持ちにくくなる
周りがよく見えないからこそ感じられた「村一番」とか「街一番」といった優越感とかが、
情報化社会ならすぐに自分が世界で現在何位の実力なのかが一目瞭然でわかってしまう。
当然誰しもが上位から始められるわけではないので、「村一番」だったはずがいきなり
「あなたは世界5967位です」なんて見せられたら萎えてしまう。
世界統一ランキングが簡単に見えるようになって、井の中の蛙にならなくて済むようになったが、同時に井の中の蛙でないと、努力するモチベーションも生まれにくいという話です。
「モチベーションが下がる物なのかねぇ…?」とか思ったのでちょっと考えてみる
■スポーツ、格闘ゲーム、そんなハッキリとした「勝敗」がある物の場合
誰の目にも勝敗が簡単にわかるのなら世界ランキングは非常に作りやすい。
〜あらすじ〜
中学一番の野球少年が、ある日ふとしたきっかけでプロ野球選手と対戦する事になる。
結果は手も足も出ずに惨敗。現在の自分とプロの実力差を身をもって体験した野球少年の
モチベーションは著しく下がったのであった…
…下がるの?
そもそも勝負の世界に身を置いている者ならば、常に「最強の存在」は想定しているはず。
勝負事はまずはじめにランキングありきの世界。今の時代だからランキングがあるわけじゃない。
「最強」に対しての「憧れ」か「ライバル心」はあったとしても
最強を知ったからモチベーションが下がることは無い。
戦い続ける事によって自分の実力がどの程度なのかわかってきて、
自分の限界を感じて「諦めた」=「モチベーション低下」だったとしても
それはランキングが初めからはっきりわかっていたからじゃない。
それでは次。
■たとえばブログ。ハッキリとした「勝敗」が無い物の場合
はてななのでブログを例として考えてみる。
最強の存在ってなんだろう?
その人が書くとみんながそのテーマについて論じるという噂の「アルファブロガー」?
ランキングは単純にアクセス数とすれば問題無い筈。
〜あらすじ〜
あるオタクな学生がいた。ブログのメインテーマを自分のオタ知識を公開する事して決定して
毎日更新をしているのだが一向にアクセスは増えずに誰からも反応は無い。最悪だ。
はてなブックマークの記事をペーストしているだけでなく一言コメントもつけているのに何故だ。
だが、自分が巡回しているブログは定期更新なのに更新するたびに話題をさらう。
何も書いていない日にも相当のアクセスがあるのも何故だ。
しかも俺のほうが先に同程度の記事を書いているのに向こうが後発で取り上げた記事が
ネット上で話題になったのに俺のサイトは相変わらずだ奴のサイトには誰も来ない。
何故奴のサイトだけがっ!奴のサイトだけがっ!
…日に日に彼のモチベーションは低下していくのだった。
これは下がる。
書いた文書が優れているかどうかというのは勿論あると思うけれど、アクセス数と話題の拡散度以外で
どちらの文書が優れているかの厳密な勝敗をつけるのはかなり難しい。
だから勝敗がハッキリしている場合より勝敗がハッキリしていない場合での
敗北の方が当人が受けるショックが大きくモチベーションも著しく下がる。
だから棋士よりもブロガーの方がベッコリと凹んでしまうのだ。
でも元来羽生名人が言っていた事とはちょっと違う物のはず。
あれ [ねえねえみんな、ステーキ食べに行こうよ]
最初からハイレベルなものをがんがん見れたら、それがなんであれ幸せじゃないか。なんでやる気なくすんだ。スポーツやるときは世界記録を、チェスやるからにはディープブルーを倒す、そんな心構えでやってるのか? ド素人なのに。身の程を知れよセカイ系。まずは楽しめよ。
ディープブルーワロタw
「村最強」は最強のプレーを知らない。
お手本となる「定石」を見る事もできない。
アルファがいるならアルファの何処に自分が惹かれて巡回をしているのかを分析すればいい。
バレない様により上手くパクった「村最強」がアルファになれる。
「初代村最強」=「アルファ」が歩んできた道よりはずっとやさしいはずだ。
身の程を知るのが難しいのは前述の理由によると思う。
ブログでモチベーションを下げる最大の要因は
ブログに何を求めているかわからないけれど、誰かと交流しようなんて思って始めない方がいい。
誰が見ても不快感を催さないように毒気を抜いて日常の出来事だけを書いていく
眞鍋かをりスタイルをやりたいので無いのならコメントがついてる所なんてほんの一握り。
あってもブログ外の知り合いだろう。
「世の中に物申したい」
「ちょっと苦言を呈したい」
ブログやってるとそうなっちゃう人も多いと思う。自分もそうなるし。
ただ、そんなブログはいくら更新しても孤独に満ち溢れていのが当たり前。
諦めて淡々と更新するか孤独が嫌なら辞めよう。何かを期待しちゃ駄目だ。
ほとんどのブログはレスポンスが無く孤独なものであるのに、
ブログが新しい人の繋がりを生み出すようなツールであるかのように思われている現状。
トラックバックやコメントなりで積極的に絡んでいかないスタイルなら淡い希望など持つ物じゃない。
SNSでもやってた方が何倍も安心できる。
勝ち負けの無いブログでモチベーションを下げるのはランキングじゃなくて「孤独」。
自分の努力が他人に認められているかわからずに進んでいく孤独との戦いを延々と続けよう。
報われないことを努力するのは辛い事だけれど、「村最強蛙」の弱小に出来る事はそれだけだから。
何書いているのかわからなくなってきたけれど、
前者と後者のランキングは違う物であって羽生名人の考えている事とは微妙に違う。
でも、最終結論は名人とは同じになったのでよしとしよう。